HARD BIKE & HARD MAGIC
2011年10月27日 TCG全般オートバイでの走行。
MTGでの対戦。
これらは、未だ以って純粋に楽しめる。
■アーティファクト
⇒黒枠の Black Lotus どころの価格ではない強烈な価格を誇る、「現実」の人造物。
今回入手した「それ」も、そのひとつ。
⇒では、「それ」とは何か。
⇒答えは、「VTR」。
そう、オートバイです!!(P9とかじゃなくてスマン!!)
⇒先日の「横浜新道で突然CLUBMAN昇天事件」を受け、その短い生涯を終える事となってしまったGB250CLUBMANに代わり(実質10万の下取り)、歴代七代目の愛車として用意しました。
⇒これは、かつての(2002~2006年)愛車「VT250SPADA」の事実上の後継機。
初代「VT250F」が登場した1982年より現在に至るまで、数々の車種へ実装されたHONDA伝統の通称「VTエンジン」と呼ばれる水冷4ストロークDOHC、4バルブ90度V型2気筒のエンジンを搭載した車種である!
⇒SPADAは4年間で4万キロ弱と、俺の歴代オーバイの中で最も長く濃密な走行距離を走ったオートバイである。
⇒ちなみに「SPADA」と言えば現在では四輪自動車のステップワゴンSPADAが存在する。
かつてオートバイに使用していた車種名をそのまま四輪自動車に使用するのも、ある意味HONDAの伝統…(・∀・;)
(トゥデイ、ジャス、インテグラ、ビート等)
⇒話は戻って、今回納車したVTR250については、GB250CLUBMANで愛用していたミラー「バレンT.T」をそのまま受け継ぐカタチで実装してみた。
経験上、ハンドルにマウントするタイプのミラーとしては実用面、デザイン面でこのミラーが至高。
⇒そういうわけで、5年ぶりにVTエンジンのタフな走行性能と驚異的な耐久性を味わえる時が訪れたのである!!
■VTR初走行
⇒VTRの納車は10月20日(木)…つまり平日に実家への搬送というカタチとなった。
よって、平日は埼玉で過ごす都合上、この日の立会いは叶わなかった。
⇒10月21日(金)夜、仕事を切り上げ、職場の同僚や先輩達とMTGを楽しんだ後に終電ギリギリで藤沢へ向かった。
そして、ようやく俺は我が愛車となったVTRの姿を目にする事が出来た。
晴れてさえいればすぐさま一通りの点検、整備を実施したうえで初乗りと行きたかったのだが、生憎雨が降りまくっていた為、存在を確認するのみに留まってしまった。
⇒10月22日(土)の朝。
この日、前日の予報では引き続き雨となっていた。
しかし終日「弱雨」とのことだった為、ワンチャン「予報が外れる」事を期待して早目の起床。
昔から、雨かと思って昼間で不貞寝していると実は予報が外れてて晴れていたなんて事はよくあることだった。天気予報は「悪目に予報する」のが常だ。
そして外を見ると…残念ながら予報どおりに雨が降っている。
俺は酷く落胆したが、しかし時折止んでは晴れ間がさしたりと、状況は予報ほど悪くは無さそうだ。
⇒雨が止んだ瞬間にVTRの各部のボルト類、消耗品の点検、レバー類の調整、ミラーの交換を済ませた。程なくして再び雨が降り始めたので、家の中に避難。
⇒食事を済ませたり漫画版のひぐらしを読む等して時間をつぶしているうち、再び天候は回復の兆しを見せる。
時間にして、ちょうど昼の12時頃だった。
⇒「この隙にせめてナップス(戸塚のオートバイ用品店)まででも乗れれば!」と思い立つ。
距離的に、仮に雨に降られても泣きながら10分程走れば帰ってこられる距離だ。
俺はすぐさま身支度を整え、外のVTRの下へ向かった。
⇒VTRのイグニッション・シリンダーにキーを挿し込む。
キーをまわしてハンドル・ロックを解除し、さらにメイン・スイッチをONにする。
VTRに跨る。
サイド・スタンドを蹴り上げる。
クラッチ・レバーを握り込む。
セル・スターターを押下し、セル・モーターが始動する。
ミッション・ペダルを踏み込み、1速へ入れる。
クラッチ・レバーを半クラッチへと繋ぎつつ、アクセル・スロットルをまわす。
VTRが、走り出す。
クラッチ・レバーを握る。
ミッション・ペダルを蹴り上げ、2速へ入れる。
クラッチ・レバーを半クラッチへと繋ぎつつ、アクセル・スロットルでエンジン回転数を調整する。
速度が乗ってきたところで、アクセル・スロットルを戻し、エンジン・ブレーキを効かせる。
ブレーキ・レバー、ブレーキペダルで前後のバランスを調整し、減速する。
それら全ての動作は、全体的にスムーズかつカッチリとした印象だった。
形式的に製造から最高で9年は経っていて、走行距離は8,600km程。
それらを踏まえて考えると、状態としてはかなり良い。
もしかしたら比較的高年式車なのかもしれない。
ここまでで、同じエンジン形式だったVT250SAPDAと比べて異次元の違いだ。
走行距離や経年劣化を差し引いた違いとしては、VTRの方が走り出しは若干おとなし目であるくらいだ。
音も静かで、爆発力が気持ち控えめになっている印象。(その分、低回転時やエンジンブレーキ時のドンツキ間が解消している)
しかしながら、7,000rpm以上回した時の挙動は、充分ににSPADAのそれを思い出させる。
様々なオートバイに乗ってきたが、やはりこのVTエンジンの挙動が一番俺にはしっくりくる。
⇒とあるD-TRACKER乗りを引きつれ、雨があがったばかりの路面は充分な水分を蓄えたままで、俺は極力慎重に走行する事を心がける必要があったが、しかしそんな状況にもかかわず、新しくも懐かしいVTRの挙動を充分に楽しむことが出来たのであった。
⇒ナップス横浜店へつくと、雨はあいかわず降っている様な降っていない様な曖昧な状況。
オートバイの台数は全体で5,6台と、寂しい限りであった。
俺達は煙草に火をつけ、しばらくは改めて新しい愛車を眺めて楽しんだ。
それに気が済んでからは、一応店内に入り、陳列されている用品を一通りチェックした。
前年モデルの冬用グローブが安くワゴン売りされていたら買うつもりでいたが、残念ながらそれらは用意されていなかった。
⇒再び外に出てVTRをデジタルカメラで撮影しつつ空模様を確認した。
日差しは戻ってはいなかったが、出発時と比べ、目に見えて雲の厚みが薄らぎ、空が高めに見えた。
雲が流れたというより、気圧に変化が生じたといった印象だ。
これは、もう少し長く雨が降らずに済むかもしれない。
⇒俺達は家へ戻る事を取りやめ、比較的に空模様が悪くない北西へと向かう。
このまま天候が悪化しなければそのまま走り続ける「降るまでアタック」を実行する事にした。
⇒丹沢山地の、尾根を覆うような霧とも雨雲とも判別しがたい靄が気にかかったものの、国道246号線は辛うじて降雨を免れている状態だった。
意を決して、とある大規模な集落(?)へと向かう丹沢山地の山道へ入る事にした。
⇒数年前までは、事あるごとに足を運んでいたこの山道は、適度な幅員とRのコーナーが連続する、そのテの趣味の人間にはたまらない構成であったが、残念な事に、やはりこの日は午前中の雨が影響して、路面はハーフウェット、部分的には完全なウェット状態となっていた。
その中で、最大限VTRの運動性能を検証する事とした。
⇒「250ccのカブ」とも呼ばれる程の、その規格外の耐久性から、長距離の運用を想定してなのか、まだこの走行距離のVTRはバネレートが高く、若干路面状況にたいして敏感な面がある様だ。
(やはりこのシリーズのオートバイは、普通のオートバイの10倍である10,000kmまでがまだ「慣らし運転」の範疇なのだろうか。)
このあたりはプリロード調整である程度は軽減できるかもしれない。
伸び減衰、圧減衰については前後ともグレード相応。
リアサスについては、リンクを介さない形式の為か、挙動が大味な印象。
(前後サスペンションの挙動についてはそのストローク量と設計(フロントは倒立、リアはリンク式)の恩恵で、DR-Z400SMが最強レベル過ぎた)
スチール製のトラスフレームについては、柔らか目の設定であると聞いたが、締まり気味の足回りに対しては充分に剛性感を維持しているといった印象。だが、やはりタイト過ぎない為、全てはこのフレームの按配でコーナリングの挙動を調整しているといったところだ。
ハンドルポジションを含む乗車姿勢は、アップライトながらも、それがかえって姿勢移動に自由度を与えている。つまり、動きやすい。
ジムカーナで好成績を収める車種、設定のオートバイさながらのライディングポジションを取ることが実現している。(VTR自体がジムカーナでは一般的に使用されている車種でもある)
⇒そんな感慨に沸きつつ、目的の地へ到着。
⇒いつもは、このあたりで風情を満喫して帰るが、今回は更に西側の山奥へ続く、車一台が通るのがやっとで勾配の急な、九十九折の一本道へと進む。
路面は舗装されているが、枯れはや枯れ枝などが山積している。
⇒完全に民家が途絶え山岳地帯に入り、しばらくすると更に奥の集落へと抜けた。
この集落は、主だった地図サイトの通常の縮尺では、ただの山の一部としか認識できない。
通常、公共施設とあれば、特に公立の学校なら必ず地図上に「文」の文字と共に表記されているものだ。だがこの集落にある分校については、それがされてもいない。
ただしグーグルアースを用いる事で、なんとか確認することが出来る。以前それを発見して以来、一度は訪れてみたいと思っていた地であり、ついにこの日、それが初めて実現した。
⇒必要以上に徘徊して、地域の方に不快を被ることは出来ない以上、あまり長い時間の滞在は出来なかったが、俺達は充分に、憧れの念すら抱くロケーションに感動を得る事が出来た。
⇒次に、この集落より山の麓へ向かう道へ向かった。
この道もまた、来たときの道と同様の勾配と幅員と路面状況。違いといえば、さっきはほとんど登りだったが、今度は下りである。
来た時と、帰る時の二つ道。
この二つの道だけが、この集落へと通じている。
⇒麓の里へ降り、東名高速道路の下を潜り、見覚えのある国道246号線の景色へと入った。
ふと空を見上げると、南側に青空が覗いている。
午前中の悪天候など無かったかのような素晴らしい天気の中、俺達は岐路へとついた。
■FMO第一回MTG交流会完了!!
⇒10月23日(日)、FMO体制となって初のMTG交流会が完了しました!
⇒今回は、旧制から参加してくれているプレイヤーの更にその仲間のプレイヤーの方にも来ていただき、更に2ch「【MTG】マジックがやりたいです」スレの方にも参加いただき、総勢15名参加となりました(・∀・)
旧制からの交流会史上最多です!
⇒途中、猫肉氏にお持ちいただいたイニストラードBOXによるブースタードラフト参加は11名!
…主催(私)の数え間違いで奇数人数になってしまった(偶数だと思って私が抜けてしまった)のはこの場をもってお詫びします(;´Д`)
しかしプロクト氏が進行していただいた事で、スムーズに対戦が進行。
そしてMTG初参加ながら強烈な戦績を収めるプレイヤーがいたりと、かなり波乱に満ちた展開!
大変良い交流会模様となりました。
⇒全体を通しては、EDH、レガシーが多かったでしょうか?
スタンダードも少なくなかった様にも思います。
やはり、だいたいそのあたりがMTGプレイヤー全体としても多くの人が親しんでいるフォーマットといえそうですね。
⇒私はというと、EDH、プレーンチェイス、レガシーで沢山の方にお手合わせいただきまして、それはもう沢山負けましたw
⇒プレーンチェイスは、まだ私自身場数が少なく、もう少しスムーズに進行出来るよう心がけたいところ。
今後はカードの効果を覚えこむと同時に、みんなにわかりやすく和訳文を印刷してスリーブ内に挟めておく等した方が良さそうですね。
是非沢山の方に、この刺激的かつ多人数で楽しめる勝負を味わっていただきたい!
⇒そんなこんなで、皆様のおかげで素晴らしい第一回の交流会が実現できました。
また次回もよろしくお願いします!
■FMO第二回MTG交流会開催予定
⇒11月20日(日)10時より19時まで、藤沢市民会館第3会議室にて予定!
⇒後日、細部と共に改めて展開いたしますので、よろしくお願い致します。
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